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基調講演 (Keynotes)

石井 裕(いしい ひろし)

MITメディアラボ副所長、タンジブル・メディア・グループ・ディレクター、Jerome B. Wiesner Professor of Media Arts and Sciences.

2017年12月14日(木) 15:00~16:00

独創・協創・競創の未来:

タンジブル・ビットからラディカル・アトムズへ

 

情報生態系を支える水路網の劇的な構造変化、そしてその水路網を再編集されながら循環する情報水流の加速。これらの変化の先の未来を予測するベストの方法は、自分たちの手で未来を発明すること。私たちメディアラボは、世界中の先進的な企業とのコラボレーションを創造のエンジンとし、未来ビジョンを創出・発信するために、ユニークな「独創・協創・競創」の文化風土を作り上げてきました。その中から生まれたのが、タンジブル・ビット、そしてラディカル・アトムズです。人々が生涯を通じ物質的な世界と関わりあうことで育んできた豊かな感覚と能力を活かし、人間、デジタル情報、そして物理世界をシームレスにつなぐインターフェイスを実現することが、ゴールです。本講演では、タンジブル・ビットからラディカル・アトムズへの進化と、タンジブルメディアグループがデザインした多様なインターフェイス例をご紹介し、ユビキタス GUI を越える未来をご提案いたします。さらに MIT をとリまく「競創」の風土を生き抜く術について、お話させていただきます。

Photo Credit: Junichi Otsuki


略歴

1956年東京生まれ。1978年北海道大学工学部卒業、1980年同大学院情報工学専攻修士課程修了、日本電信電話公社(現NTT)入社。1988~94年 NTTヒューマンインタフェース研究所において、リモートコラボレーション技術の研究に従事、TeamWorkStation および ClearBoard を発明。1992年北大から博士号取得。1995年MITから准教授に招聘される。1995年10月MITメディアラボにおいてタンジブルメディアグループを創設、直接操作・感知可能なタンジブルユーザインタフェース Tangible Bits の研究を開始。2010年からは、ディジタル情報により動的に変形する物理マテリアル Radical Atoms の研究を創始。

現在MITメディアラボ副所長、タンジブルメディアグループ・ディレクター、工学博士。

 

2001年MITからテニュア(終身在職権)を授与される。2006年 ACM SIGCHIよりCHI Academyを受賞、2010年 船井業績賞受賞、2014年 inFORM が Fast Company Innovation by Design Award 他受賞、2015年作品 TRANSFORM が Platinum A’Design Award 他受賞。氏の仕事は、サイエンス:HCI(Human-Computer Interaction)& CSCW(Computer Supported Cooperative Work)、デザイン、メディア・アートの研究分野で広く知られ、ACM CHI、CSCW、UIST、SIGGRAPH、Multimedia、Interact、ECSCW など数多くの国際会議、及び Cooper Hewitt Design Museum, Milan Design Week, Cannes Lions Festival, Aspen Ideas Festival, IDSA, ICSID, AIGA, Ars Electronica Center, NTT InterCommunication Center (ICC), Centre Pompidou, Victoria and Albert Museum, Venice Biennale, Art Futura, 熊本市現代美術館などで、発表展示を行ってきた。著書に『タンジブル・ビット/情報の感触 情報の気配』『CSCWとグループウェア』『グループウェアのデザイン』ほか多数。


廣瀬 通孝(ひろせ みちたか)

東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授

2017年12月14日(木) 16:00~17:00

VR2.0の世界


略歴

昭和29年5月7日生まれ、神奈川県鎌倉市出身。

昭和57年3月、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。同年東京大学工学部講師、昭和58年東京大学工学部助教授、平成11年東京大学大学院工学系研究科教授、東京大学先端科学技術研究センター教授、平成18年東京大学大学院情報理工学系研究科教授、現在に至る。

専門はシステム工学、ヒューマン・インタフェース、バーチャル・リアリティ。主な著書に「バーチャル・リアリティ」(産業図書)。総務省情報化月間推進会議議長表彰、東京テクノフォーラムゴールドメダル賞、大川出版賞、など受賞。

 

日本バーチャルリアリティ学会会長、日本機械学会フェロー、産業技術総合研究所研究コーディネータ、情報通信研究機構プログラムコーディネータ等を歴任。


福田 太郎(ふくだ たろう)

㈱日建設計 都市開発部 主管

2017年12月15日(金) 16:00~16:30

都市のアクティビティを豊かにする情報の可能性


プロフィール

都市開発プロジェクトのコンサルティング、とりわけ「えきとまち」など多くの人々が活動するパブリックな空間・仕組みのデザインをフィールドとする。


黄木 桐吾(おうぎ とうご)

FunLife㈱ 代表取締役 COO, CFO

2017年12月15日(金) 16:30~17:00

AR技術がもたらす可能性


略歴

昭和63年(1988年)生まれ

2010年 早稲田大学国際教養学部卒業

2010年 三菱重工業株式会社入社

2016年 FunLife株式会社設立と同時に代表取締役就任

[事務局より] AR x モーションセンシングを用いた新しい形のスポーツトレーニングを探求されている若手実業家です。